オランダ・ベルギーの風景・生活絵画  続編


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 ヤコプ・サーフェリー Jacob Savery (1545-1602) Flemish
J_Savery
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ストラダヌス Johannes Stradanus (1523-1605) 
アトリエ
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注)この作品は、Hans Collaert(1545-1628)による後日発行品です。


ストラダヌス Johannes Stradanus (1523-1605)
版画工房
source: visipix.com
注)この作品は、Hans Collaert(1545-1628)による後日発行品です。



Goltzius
ホルツィウス Hendrik Goltzius (1558-1617)
Goltziua
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ホルツィウス Hendrik Goltzius (1558-1617) 木版画
Goltzius2
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Bloemaert
ブルーマールト Abraham Bloemaert (1564-1651)
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Roelandt_Savery
ルーラント・ サーフェリー Roelandt Savery (1576-1639)
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Visscher
フィッセル Claes Jansz Visscher (1587-1652) 「Funeral Maurice」葬儀の様子を描いた作品のようです。
葬儀
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上の画像は、横1,560ピクセルの物を1,000ピクセルに圧縮表示させています。
鮮明な画像をご覧になりたい方は、ダウンロードしてご覧ください。


フィッセル Claes Jansz Visscher (1587-1652) 1616年のロンドンを描いた作品です。
ロンドン1616
source: wikimedia commons
上の画像は、横2,000ピクセルの物を1,000ピクセルに圧縮表示させています。
鮮明な画像をご覧になりたい方は、ダウンロードしてご覧ください。



VenneMW.gif
フェネ Adriaen Pietersz van de Venne (1589-1662)
Venne8962Middelburg.gif
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Seghers
セーヘルス Hercules Seghers (1589-1633)
Seghers
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KeyserMW.gif
ケイセル Thomas de Keyser (1596-1667)
ThomasdeKeyser.gif
source: wikimedia commons
絵の中、右側に地球儀状の物が二つ描かれていますが
地球儀と天球儀のはずです。二個が一セットで
売られていたと言われています。

地球儀・天球儀の図柄は、下の作品の様なものと思われます。

ブラウ(Blaeu)の世界地図 1664年
1664NovaetAccvratBlaeu.gif
source: wikimedia commons


Cellariusの天球図
CellariusSouthernScenograph.gif
source: wikimedia commons
絵の左下に望遠鏡を覗いている様子が描かれていますが
望遠鏡と顕微鏡は、両方とも1600年頃オランダで
発明されたものです。



Saenredam
サーンレダム Pieter Jansz Saenredam (1597-1665)
Saenredam1
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サーンレダム Pieter Jansz Saenredam (1597-1665)
Saenredam2
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サーンレダム Pieter Jansz Saenredam (1597-1665)
Saenredam3
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Jordaens
ヨルダーンス Jacob Jordaens (1593-1678) Belgium
Jordaens12Wikimedia
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ヨルダーンス Jacob Jordaens (1593-1678) Belgium
Jordaens2
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VLIEGERMW.gif
フリーヘル Simon de Vlieger (1600頃-1653)
Vlieger1.gif
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デーレン Dirck van Delen (1605-1671) "Great Assembly" 1651
DelenGreatAssebly1651.gif
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ブローウェル Adriaen Brower (1605-1638) 部分(元絵に偏りを感じたため、角度調整、外側をカット)Flemish
Brower
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モレナール Jan Miense Molenaer (1610-1668)
Molenaer
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ダウ Gerrit Dou (1613-1675)
Dou1
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ダウ Gerrit Dou (1613-1675)
Dou2
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  これから4枚は、日本の着物に
  関係していると思われる作品を
  ご覧下さい。


BolFerdinand
ボル Ferdinand Bol (1616-1680) 和服を着た自画像 1667年
FerdinandBol1667Selfportrai.gif
source: wikimedia commons
17世紀オランダの肖像画には、着物を着た作品がある程度あります。
着物はかなりのブームになったようです。 この着物の話は
ヤン・ステーンのページにも掲載しています。

上の作品を所蔵しているアムステルダム国立美術館
(Rijksmuseum Amsterdam)では、1675-1760年の
着物所蔵品をホームページで公開しています。7枚
程がご覧になれます。直にご覧になれるリンク先は
下記です。クリックすると別ウインドウで開きます。
オランダ語で着物の事は、japonやJaponse rokと
言います。私はJaponse rokで検索いたしました。

http://www.rijksmuseum.nl/zoeken/search.jsp?query=Japonse%20rok&lang=nl&start=0&focus=assets

(注:このページはオランダ語のみです。他のページには、英語で見れるものもあります)

着物の大型画像1枚をご覧になるには、下をクリックして下さい。
http://www.rijksmuseum.nl/assetimage.jsp?id=NG-NM-1106

着物と思われますが、そのように書いてあるものがなく
断定できない作品を、3枚ご覧ください。

VoisMW.gif
フォイス Ary de Vois (151-1712)
Vois
source: wikimedia commons



NAIVEU.gif
ナイフェ Matthijs Naiveu (1647-1726) 1700年の作品。
MatthijsNaiveu1700.gif
海外の研究目的での使用を許可しているサイトより。

上の絵は、父親が、出産直後の部屋へ、生まれたばかりの
子供の様子を見に、入って来た情景のようです。
左側の父親と思われる人物が
着ている服が着物では
ないでしょうか。



これも着物か? 着物の影響・特徴を持つ服。

国は、イギリスで、18世紀に入ってからの作品です。

「現代科学の父」
と言われる人。
James Thornhill(1675-1734)アイッザク・ニュートン晩年の肖像 (1709-12)。
Newton_Thornhill.gif

source: wikimedia commons

私が、この絵を見て、着物か、着物に近いものではないかと思ったのは
形や質感だけではなしに、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスと言う
方が、1585年頃にまとめた、未刊の著作「日欧文化比較」の中で
述べている、下記のような言葉が思い浮かんだことにもよります。

「われわれの間ではいつでも衣類の地は裏地よりも良質である。
日本では貴人(セニヨール)の胴服dobuqusは、可能ならば
その生地より良い裏地を付ける」岩波書店1965年
岡田章雄氏訳より引用。注)胴服とは、一般の
着物の上に着る、羽織の類です。

英語圏では、上の絵のような服を"Banyan"と呼ぶそうです。
上の服が、日本の着物そのものでないにしても
着物の影響を強く受けた服であることは
ほぼ 確実です。また、"Banyan"の
元の意味は、カジュマロ系
の木の名前です。


"Banyan"と呼ばれるこのタイプの服は、"Banyans,Baians
Banjans,
Indian nightgowns,Indianなどとも
呼ばれています。ここで使われている
"Indian"
と言う言葉は、必ずしも"インド(の)"だけを
意味しているとは限りません。東南アジア,
さらに,東アジアも含めて呼ばれ
ていることがあります。

着物の話の最後は、フランスの文学者・哲学者・啓蒙家であり、
フランス革命
多大な影響を与えたと思われる
ヴォルテールの話しで終りにしたいと思います。
上にリンクを 掲載しましたアムステルダム国立美術館にヴォルテールの
高さ32cm程度の、小さい彫刻かあるようです。 この像の服も
"
japon","Japonse rok"の さらにもう一つの呼び方
"Kamerjas"を 着ているそうです。ヴォルテールは
「ケンペル」の著作をとうして、 日本のことを
ある程度知って いた人で、日本びいきです。
彫刻のリンク 先は、下記です。

http://www.rijksmuseum.nl/images/aria/bk/z/bk-16932.z


着物の話は、終わります。


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フォスマール Daniel Vosmaer (1622-1669) Delft
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フォスマール Daniel Vosmaer (1622-1669) Delft
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source: visipix.com



フォスマール Daniel Vosmaer (1622-1669) Delft
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この絵は、1654年10月12日(月曜日)にデルフトで起きた
弾薬庫(powder magazine)爆発事故を描いた作品です。

上の絵、少し違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。
左側に描かれている教会の塔が垂直になっていません。
上方へ行くほど外側へ 開いています。普通でしたら
垂直に描くと思います。下の絵のようにです。

上の絵を加工したもの。
フォスマールの絵を加工した画像
source: visipix.com

このフォスマールという方は、何らかの光学器具を使用していのでは
ないかと推定されています。カメラ・オブスクラなどのような
レンズを利用した器具です。

下の写真をご覧いただきたいのですが、左右の建物が上方へ開いて
いるのがお分かりになると思います。広角レンズを付けたカメラで
撮影しますと、レンズの中心部より上側として写る画像は
下の写真のようになります。この写真は、さらに下の
写真の下半分をカットし、上側半分だけに
したものです。

上のフォスマールの絵は、このような広角系のレンズを通し
投影された映像を写し取った可能性が
かなり強いように思います。

ただ、上のフォスマールの絵は、レンズを通し投影された
映像全体を写し取ったとは、考えられません。
映像全体から下側と右側の部分を、かなり
カット していると思われます。

また、上の絵の上部3分の1に描かれている空は
レンズを通した映像とは別に、後から付け
足した ものと思われます。

広角レンズによる建物のゆがみ。
Khokaku28mmW1000.jpg
2009年8月5日撮影、下の写真の上半分をトリミングしたもの。

トリミング前の写真。
KhokakuW610.jpg
2009年8月5日撮影。レンズの焦点距離は、35mmフィルム・カメラ換算28mm。

この時期、デルフトを中心に活躍した画家の人たちには
光学器具の使用を推定させる作品が他にもあります。



デルフトの 同じ事故場面を別の方が描いた作品があり
ますので 下へ掲載いたします。

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ポル Egbert van der Poel (1621-1664)
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source: visipix.com

上の作品4枚とフェルメールやホーホの作品に描かれている町・デルフトを
町の外側、南西方向から見た絵が下の作品です。
ブラウの地図もご覧ください。


VroomMW.gif
フローム Hendrick Vroom (1566-1640)
Vroom6640DelftsSouthwest
source: visipix.com


ブラウ(Blaeu)の地図 1652年 デルフト(Delft)
Blaeu1652Delft.gif
source: wikimedia commons



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ワーウェマン Philips Wouweman (1622-1669)
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source: visipix.com



PIJNACKER.gif
パイナッケル(ペイナッケル)  Adam Pijnacker (1622-1673) Study of trees
Pijnacker
source: visipix.com。水墨画的な絵ですね。



POTTERname
ポッセル Paulus Potter (1625-1654)
POTTER
source: wikimedia commons



EsselensMW.gif
エッセレン Jacob Esselens (1626-1687)
Esselens2687.gif
source: visipix.com



Roghman
ロ−ホマン Roelant Roghman (1626-1687)
Roghman2792RoelantLS.gif
source: visipix.com



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シベレヒツ Jan Siberechts (1627-1703) Belgium

source: visipix.com



シベレヒツ Jan Siberechts (1627-1703) Belgium
SiberechtsFord.gif
source: visipix.com



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Cornelis Pietersz Bega (1631-1664) The Alchemist 錬金術師
BegaAlchemist.gif
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この方の読み方が分りません。Begaは、ベーハorベハ(蘭)、ベーガ(伊)、ベガ?
この時代に科学が急速に発展し始めます。ただ、天文学などもそうのようですが
今から見れば非科学的・神秘主義的なものも一緒になっていたようです。



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マエス Nicolaes Maes (1634-1693)
NicolaesMaes2.gif
source: visipix.com



マエス Nicolaes Maes (1634-1693)
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source: visipix.com



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ハイデン Jan van der Heyden (1637-1712)
Heyden1
source: visipix.com



ハイデン Jan van der Heyden (1637-1712) 部分(元絵に偏りを感じたため、角度調整、外側をカット)
Heyden2
source: visipix.com
この方が、1712年に描いた「Room Corner with Curiosities」と言う作品があります。
この作品の中には、日本の長刀や日本か中国の陶磁器と思われるものが
描かれています。残念ながら、掲載できるものがありません。
WEB GALLERY OF ARTというホームページで
ご覧になることはできます。



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ワーテルロー Anthonie Waterloo (1609-1690)
Waterloo1
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ワーテルロー Anthonie Waterloo (1609-1690)
Waterloo3
source: visipix.com



ワーテルロー Anthonie Waterloo (1609-1690)
Waterloo2
source: visipix.com
この作品のデータが見れておりませんが、グレーの淡彩部分には
墨が使用されている可能性が高いです。この方の他の素描画
には墨が使用されている作品が複数枚あります。
この絵のような、しっとりしたグレーは
墨でしか出せなかったようです。


注1: 作品には、フォト・レタッチ・ソフトによる調整を行っております。

注2:画家名のカタカナ読みは、資料がみあたらず、私の判断で記載した
部分があり、正確でない部分もあります。






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